キュウリの花が咲いた
こないだキュウリを育ててる話を書いた。(キュウリを育てる - 鼻猫亭)
みるみる大きくなったことも書いた。
茎が太くてたくましい事も書いた。何故か蔓を伸ばさないことも書いた。
ついに、そのキュウリが花を咲かせた。太陽に向かって咲く、とても大きくて立派な花だ。
おかしいな、ひまわりにしか見えない。
相方曰く、
「茎の伸びかたも、葉っぱの形も、どこからどう見ても最初からひまわりだったじゃん。あなたたちがどうしてこれをキュウリだって言い張るのか今までずっと、全く理解できなかった。」
だって、蒔いたのは確かに「キュウリの種」と書かれた袋から出した種だったんだから仕方がない。
娘は、花が咲いてもなお、頑なにこの花はキュウリだと信じている。
「だってさ。ひまわりだとすると、花が太陽の方向に向いてるはずでしょう。この花は太陽の方向からちょっとずれてるでしょう。だからこれはひまわりじゃなくてキュウリだよ。」
憐れ、娘はすっかりキュウリ教に洗脳されているらしい。そのうち、持ってるだけで植物が良く育つ壺とかを買ってそうで心配である。
しかし、ひょっとすると…ひょっとすると、この大きな花の真ん中あたりから、蔓がにょろにょろと伸びてきて、キュウリの実を付けるのかもしれないぞ。なんせ、蒔いたのは確かにキュウリの種だったもんな。
なんて思ってたら、ふと足元に、なんだか小さな小さな植物が育ってるのに気づきました。
遅いよ!!!