鼻猫亭

毎日のこととかぼんやり考えたことなど

考える

終末まで実際にどれだけあるのか

米国の科学雑誌「原子力科学者会報(Bulletin of the Atomic Scientists)」は、その表紙に世界終末時計を掲載し、年に1度、指している時間を更新している。 終末時計は文字通り、終末までの残り時間がどれくらいなのかを表している。もとは第二次大戦で原…

ゼーレの人はパンツ一丁で会議に臨んでいる

リモートワークの人とSkypeで打ち合わせをしたことがある。 私は職場にいないと一切の仕事ができない性格で、休日に小一時間作業をするだけでも職場に行ったりするほうなので、在宅で仕事ができる人は尊敬してしまう。自宅の緩み切った雰囲気で仕事をするな…

南極点上で恵方巻を食べるには 2020

すべての方角が「北」である南極点の上で恵方に向かって恵方巻を食べるにはどうすればよいのか、という問題がある。 この「恵方巻南極点問題」については、以前に当ブログでも記事を書いたことがあった。 hananeko.hatenablog.com ここでは、南極点では観測…

映画ドラクエがとてもハイコンテクストだった話

映画ドラゴンクエスト、ユア・ストーリーを見たんだけど、ちょっと色々書きたくなったので書いておきます。積極的にネタバレします。 最初に私自身のことを言えば、ドラクエは1からほぼリアルタイムでプレイした世代で、ナンバリングタイトルはオンラインの1…

娘に知性で敗北したときのこと

先日、家に帰ったら中学生の娘がテレビを見てて、ちょうどニュースZEROが始まるところで、谷生俊美さんが出演されていた。 後から調べて知ったのだけど、谷生さんは日本テレビのプロデューサーで、トランスジェンダーであることを告白されている方らしいのだ…

傘を差すこと

傘が嫌いなので多少の雨では傘を差さない。 カバンの中には一応、折りたたみ傘が常備されているが、あまり使わない。 折りたたみ傘を使うのは、ほとんどの場合が、目的地に着いたときに衣服が濡れていると具合が悪い場合、もしくは同行者がいる場合だ。 どち…

節分の豆はピーナツでも良いのか

節分といえば豆撒きだ。 節分に豆を撒くことで、悪い鬼を追い払い、福を呼び込み、そうすると一年間無病息災で生活できる、と、だいたいこういう段取りになっている。 そして、節分で撒く豆といえば、一般的には煎り大豆だろう。 節分が近づいてくると、煎…

調剤薬局は病名を聞かないで欲しいという話

二日ほど前から喉が痛くて、耳も少し痛く、ついでに以前から鼻も詰まるので、こりゃ耳鼻科事案だなー、と思って行ってきた。喉と耳と鼻と、顔面にある穴という穴をこじ開けられ、光をあてられ、覗かれて、「喉は扁桃炎とナントカ炎、鼻はアレルギーの気配が…

野次が容認される意味が分からない

都議会で、育児支援策について質問中の女性議員に、別の議員が「早く結婚した方がいいんじゃないか」と野次を飛ばした話についてだけど、他人の個人的な事情を揶揄して嘲笑するのって端的に言って侮辱以外の何物でもないし、公共の場で誰かを侮辱するなんて…

ボーナンザと交渉について

ボーナンザというカードゲームがある。畑に豆を植えるゲームだ。 自分の手順に手札から場に豆カードを出してゆき(要は、畑に豆を植えるイメージなわけです)、同じ種類の豆を出来るだけ数多く揃えて得点を稼ぐゲームなのだけど、カードを場に出す条件が独特…

南極点上で恵方巻きを食べるにはどうしたら良いのか

南極点上で恵方巻きを食べるにはどうしたら良いのか。 いまさら言うまでもないかもしれませんが、恵方巻きとは、節分にその年の恵方に向かって、太巻き寿司を食べると縁起がよいとされてる習慣。「丸かぶり寿司」ともいうし、単に「太巻き寿司」ともいいます…

赤福餅について

大晦日から新年にかけて、伊勢に遊びに行ってたんですが、伊勢のお土産といえば赤福です。 餅にこしあんが乗ったお菓子と言えばそれまでなんですが、ちょっと懐かし目の紙箱に、餅にのったあんこが波打つように整然と並んだ姿は非常に美しい。昔から変わらな…

ネクタイの存在意義について

ネクタイってのは、いったい何のためにあるのか。というのは、きっと、スーツを着たことがある人なら一度は考えたことがあるんじゃないかと思います。 何だかよく分からないけど、スーツ姿のビジネスマンの首からぶら下がってるネクタイ。何だかよく分からな…

夏休みの自由研究について

夏休みの宿題と言えば計算ドリルと漢字ドリルと、そして自由研究です。 夏休みの宿題のなかで自由研究は、ひときわ異彩を放ってます。 なんせ何をしても自由です。セミの観察をしてもよし、図書館で町の歴史を調べてもよし、あるいは、工作をしたって構わな…

アンパンマンのマーチについて

もしかすると、同じような考察はあちこちでされてるかもしれませんが、気にしない方向で。 本日は「アンパンマンのマーチ」について。 昔からあるネタに、「アンパンマンは愛と勇気しか友達がいない孤独なヒーローである。」というのがあります。言うまでも…

育児男子などについて

先日、某県知事が育児休暇を取得したとかで、「イクメン知事」と報道されているのを目にしました。 すかさず某府知事に「一般人は休もうと思っても休めないんじゃボケ!(※はなねこのガラの悪い耳にはこう聞こえました)」なんて噛みつかれてましたが、最近…

「リア充」について

リア充というネットスラングを目にするようになったのは数年前だと記憶してますが、いまや色んなところで目にするようになりました。 いまさらかもしれませんが、リア充とは、「リアルが充実しているひと」のことで、インターネットの世界と対比される現実の…