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鼻猫亭

毎日のこととかぼんやり考えたことなど

イタリアで驚いたこと

毎日のこと

 先月、イタリアに行ってきたので、ずっと旅行記みたいなのを書こう書こうと思ってたんだけどそうこうしてるうちに毎日はバタバタ過ぎていってすっかり時間が経ってしまった。

 既に、旅行記って気分でもないので、ちょっと思い出してイタリアで驚いたことでも書いておこうと思う。




(1) 治安が案外良さげ

 イタリアといえば、世界で一番泥棒が多い国だとか、人に道を聞かれてる間にいつの間にかポケットの財布が消えてたとか、地面に置いた荷物は5秒で蒸発するとか、桃太郎電鉄イタリア編ではすべての駅でスリの銀次がでてくるとかその手の話をよく聞いたもんだけど、僕が行った範囲に限ってはあんまりそんなことはなかった。

 町並みは清潔で綺麗だったし、裏通りに怪しげな人がたむろしているということもない。立ち止まっても妙な人に話しかけられないし、第一、観光地には警察官や警備員が常駐しておかしなことが起ころうものならすっ飛んでくる。

 イタリアには失礼だけど、ちょっと拍子抜けだ。

 あれ、こんなんで本当にいいの?イタリアなのに?と思ってナポリに行ったら、町並みはゴミだらけだし、そこらじゅうで露天商が偽ブランド品を広げているし、少しでも立ち止まろうものなら、すーっとすり寄ってきた人が「アイフォン…。アイフォン…。」と言いながら、なんか得体のしれない四角い物体を血走った眼で見せてくるし、裏通りには怪しげな人がたむろしていて、うっかり目があったらニヤニヤしながら「チャオ!そこのピザ食ったのかい。超うまかっただろう!?」と言ってくるし、ああ、ここはイタリアなんだな、と思いました。

 最後の人はただの陽気ないいやつじゃん。ピザ超うまかったし。



(2) ピサの斜塔の中

 ピサの斜塔は誰でも知ってるとおもうけど、あれ、中はどうなってると思いますか。
 正解は、らせん階段があるだけで空洞でしたー。


 ピサの斜塔の周りでは、老いも若きも男も女も欧米人もアジア人もみんながみんな、腰を落として両手を前に突き出したポーズで写真をとっていた。
 きっとこの世には何千枚、何万枚もの「斜塔が倒れないように俺が支えてるんだぜ」っていうトリック写真があるんだろうなーと思ったらなんだか笑えてきた。


(3) 教会の中がうるさい

 教会は本来信仰の場であり、敬虔なクリスチャンが静謐に祈りをささげる場なので、観光客は静かに見学して、信者を邪魔しないようにそっと立ち去るべきである。

 ということになってるんだけど、まあこれだけ人が多いと無理ですよね。

 観光地になってる教会の中は観光客のざわめきで常にざわざわガヤガヤしている。そうなると警備の人が、大声を張り上げて「みなさん、静かにして下さい!」と注意しなければならなくなる。

 とあるドゥオーモに行ったときは、5分ごとに天井のスピーカーから神のような威厳のある低くて大きな声が流れてるようになってた。

 シーーーーー!!!シレンシオ。シレーーーーーンンシオ ペルファボーーーール
 シーーーーー!!!サイレンス。サイレーーーーーンンス プリィィィーーーーズ

 正直お前が一番うるさい。


(4) ジェラートがくどい

 真夏のイタリアは太陽が強くて明るくて、そして暑くて暑くて油断してると熱中症になりそうだったので、水を携帯する必要がある。僕もいつも2リットルのペットボトルの水を持ち歩いてた。

 そんなとき、ちょうど目の前にジェラート屋さんがあると、そりゃ食べたくなるってもんだ。

 さて、ジェラートって、ほら、普通のアイスクリームよりも乳脂肪が少ないっていうじゃない?
 乳脂肪が少ない分、サッパリ感が期待できるってもんじゃない?
 つまり、暑い日にジェラートって、いいじゃない?

 などというのは幻想でした。

 ジェラートはどこで食べてもものすごく甘くてねっとりしてて、そりゃもう筆舌に尽くしがたいくらいクドい。
 日本標準のアイスの3倍くらいは砂糖が入ってるんじゃないかってくらい甘いし、きっと大量の砂糖のせいでネトネトネトネトネトネトネトネトネトネトネトネトしている。この暑い中殺す気かと思った。少なくとも3回は騙された。

 誰かイタリアにガリガリ君を輸出すべき。


(5) 美味しいもの食べた時にほっぺたを指先でぐりぐりしながら「ブオーノ」っていう

 そんなこと言うやつは、全世界でジローラモだけかと思ってたよ。



(6) カニフォークがある

 イタリアにも、カニフォークがある。


 もっと書きたいことがあるけど、この辺にしておきます。チァオ!