鼻猫亭

毎日のこととかぼんやり考えたことなど

クノールは味噌汁の素を作るべきかもしれない

 海外旅行のお土産では、その国のスーパーで売ってるような食品が嬉しい。

 普段使わない食材の缶詰とか、見たことの無いような色のお菓子とか、不思議な匂いの調味料とかを見ると、それだけで興奮する。そして、思いがけず美味かったり、予想通り不味かったりするとさらにテンションが上がる。

 さて、私の周囲に割と頻繁に海外旅行に行って、そういったお土産を買ってきてくれる人がいるんだけど、そんなスーパーマーケット食品の中に、かなりの確率でスープの素が入ってる。クノールの。

 ロシアのお土産では、ボルシチっぽいまっ赤な酸っぱいスープの素を貰った。

 ― クノールの。

 タイのお土産では、コンソメキューブみたいな形をしたトムヤムクンの素を貰った。

 ― クノールの。

 中国のお土産では、青菜と茸の中華スープの素を貰った。緑と黄色に縁取られた旗印に「家楽」と書いてあった。

 ― 間違いない、クノールだ。

 全世界のスープ界に食い込んでるぞクノール。どれを食べてもだいたい美味しいぞクノールクノール万歳。

 というわけで、私が貰って嬉しい海外旅行のお土産のベスト3くらいにはクノールのご当地スープの素が食い込んでるんですが、ふと我が国を思い返せば、そういえばクノールの味噌汁ってないですよね。

 クノールのサイトを見たけど、ない。こんなことでよいのか。

 これでは、日本に来たクノールファンが、お土産にご当地クノールを持って帰れないではないか。全世界のクノールファンに顔向けできないのではないか。

 というわけで、クノールはミソスープの素の開発に着手すべきだということを、いちクノールファンとして申し上げたいのですが、どうでしょう。