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鼻猫亭

毎日のこととかぼんやり考えたことなど

ハワイの食生活について

 夏休みを貰ってハワイに行ってきた。

 ほぼ10年ぶりの海外で、ちょっくら緊張したんだけど、海はどこまでも青く、空は澄み切って広く、乾いた風は心地よく、連日こどもと一緒に波と戯れたり、ビールを飲んだり、波と戯れたり、ビールを飲んだり、いつの間にか混ざってきた現地のちびっこも一緒に波と戯れたり、ビールを飲んだり、ビールを飲んだり、ビールを飲んだりしてすっごく楽しかったんだけど、一点だけ、ご飯がまずかった。

 いや。ウマいご飯も確かにある。
 カフェで食べたロコモコは、肉の脂の旨みの深いところを抽出ようなグレービーソースが半熟の卵と絡まり合い、絶品だった。ショッピングセンターで食べたハンバーガーは、しっかり香ばしく炙られた肉にかかったベタベタねっちょりしたソースがとっても下品でとってもウマかった。市場で買ったガンボスープは、身体の中に優しく優しくしみ込んでゆく美味しさがあった。

 しかし、ハワイのご飯は総じてまずい。まずいというか、探さないとウマいご飯が出てこない。

 ええと、お昼を過ぎて、何か腹が減ったなー、と思うわけです。
 ふと、周りを見渡すと、「MacDonald」と「KOZO SUSHI」と「Subway」と、なにやらテイクアウトの店が目に付いたわけ。
 ちょっと考えてみると、マクドナルドとサブウェイはいつでも行ける。ハワイの小僧寿司で海苔が内側に巻かれた巻き寿司を食べるのもまあ一興だけど、それは最後の日あたりにとっておいてもいいかなーなんて思うわけで、そうすると必然的に選択肢としては「何やらテイクアウトの店」一択ということになるわけですね。

 その「テイクアウトの店」は、中華っぽいような東南アジアっぽいようなチャーハンか焼きそばと一緒に何だかよく分からないゲル状の食品群の中から3品くらい選べる店か、タコスと一緒に何だかよく分からないゲル状の食品群から3品くらい選べる店のどちらかだったりするわけです。
 そして、お店のおねえさんに「これちょうだい」というと、おねえさんが無表情におたまでゲル状の何かをしゃくって、発泡スチロール製の洗面器みたいな容器にばっふん!とよそってくれるわけです。3種類のゲル状の食品は、洗面器の中で混ざり合い、渾然一体となって・・・あー。なんかほら、これ、うちの犬にやったことあるよ!割と喜んで食べてたよ!

 あと、ハワイの人は、ほとんど野菜を食べない。
 せいぜい、野菜の切りくずを寄せ集めたみたいなサラダを食べるくらい。煮た野菜はほぼ皆無で、中華っぽい料理でほんの少し出てくる程度。圧倒的な野菜不足。ギブミーベジタブル!

 えーと。よく聴く話で、「アメリカ人はポテトチップスを野菜だと思ってる。」というのがあって、すっかりジョークだとばかり思ってたんだけど、あれ、誇張でもなんでもないんですね。

 幼児向けのプログラムで、こどもらがランチパックを貰ったんだけど、インストラクターのおにいさんが、すんごくナチュラルにポテトチップスを食べながらサンドイッチを食べてたのに思わず噴きました。
 きっと、日本人的な感覚では、サンドイッチは「ご飯」、バナナは「デザート」、ポテトチップスは「おやつ」なんだと思うんだけど

 アメリカ的には、サンドイッチは「主食」、バナナとポテトチップスは「おかず」なわけです。

 ああ、日本には野菜があってつくづく良かったなあ。