千葉のマスコット事情について
千葉に国体マスコットのチーバくん【リンク】 というキャラクターがいます。
身体のラインがそのまんま千葉県の形をしているという、いかにもご当地マスコットらしい発想で創造されていながら、無理のない愛らしいフォルムを実現しており、なかなか良いデザインだなあ、と私なんぞは思っています。
割と県外にも認知度が高いらしく、そこそこ人気者の様子。千葉県民としては、場所を説明するのに「チーバくんでいうと〇〇のあたり」と言えてなかなか便利です。
まあ、ディズニーランドはチーバくんの舌の先で転がされてるし、マザー牧場はチーバくんの股間にあるわけですけど。
チーバくんほどには知られていないのですが、千葉にはちば犬【リンク】 というマスコットもいます。こちらはちば環境再生基金のマスコットキャラクター。
顔のラインがそのまんま千葉県の形をしているという、無理矢理街道まっしぐらなキャラクターです。口元と胴体がないと、犬だってことに気付くのは困難です。というか、「ちば犬」って名前でかろうじて犬なのかと気付くレベル。
ちなみに、ちば犬の着ぐるみ もあるのですが、直立歩行してるしやたらスリムだし、なんかちょっとアレな感じです。あ、この着ぐるみ、イベントなんかに貸し出してくれるらしいですよ。
さて、チーバくんとちば犬が千葉の名を冠する2大マスコットだと思っていたのですが、さいきん、第三の千葉マスコットを見つけました。
その名も、チッパくん【リンク】 。市原市にある公園、「千葉こどもの国キッズダム」のマスコットです。
大きな耳にきらきらした目、頭に謎の突起、そして、アヒルを思わせる羽と中途半端に爪のとがった足。もう一度言うけど、頭に謎の突起。・・・どこからどう突っ込んでいいのか分かんないや。
だいたい、各パーツが何を表現しようとしてるのかがサッパリ分かりません。なぜ胴体が鳥なのか。足に生えてる爪は何なのか。そしてなぜ頭に突起があるのか。もう一度言うけど、なぜ頭に突起を生やす必要があったのか。
ひこにゃんのブレイク以来、各地の自治体がゆるキャラを作ろうと躍起になってるというのをたまに聞きますが、狙い通り可愛くデザインされたキャラクターや、感覚のズレを計算ずくで狙ってくるキャラクターのどこがゆるキャラなのかと思うのです。
その点、チッパくんには、天性のゆるさを感じないわけにはいきません。狙い澄まして頭に突起を生やしたんだったら、それはそれでどうかと思うよ。
そんなわけで、千葉のゆるキャラ代表は、このチッパくんを推したいと思います。
まあ、そもそも、「チッパくん」という名前が本当に千葉から採られたものなのかってことすらよく分からないんですけどね。