鼻猫亭

毎日のこととかぼんやり考えたことなど

コンビニの冷やし中華について考える

 この間、コンビニで残業飯を調達していてふと気付いたのですが、コンビニのおにぎりが、冷蔵庫に保存されているのにしっとりしているのって、驚異的なことだと思うのです。

 冷蔵庫の中に入れておいた冷やご飯って、レンジで温めないとカピカピごわごわなのに、コンビニのおにぎりは特に温めなくてもしっとりしている、これは炭水化物の再ベータ化という自然界の掟に対する挑戦だと思うわけです。

 いったいぜんたいどんな仕組みなんだと思っておにぎりの成分表示を見たら、なんかいろいろ薬品っぽい名前が書いてあって、ああ、君たちの仕業なのね、と思った次第。とりあえず「増粘多糖類」氏が怪しいと考えている。

 そこまで考えて、さらに疑問がわいたのですが、おにぎりは科学の力でしっとりツヤツヤを保てるのに、何故にコンビニの冷やし中華はボソボソ麺のままなんだろう。頑張れよ増粘多糖類。もっと再ベータ化に逆らえよ。

 さて、そう思って、もしかすると最近は科学の力でコンビニの冷やし中華もツヤツヤぷりぷりを保ってるかもしれない、と思って今日5年ぶりくらいにコンビニ冷やし中華を食べてみたんですが、うん、全然進歩していなかった。科学技術全然発展してなかった。増粘多糖類全然頑張ってなかった。

 それにしても、コンビニの冷し中華って、麺がボソボソな点で、ものすごく完成度の低い存在なのに、よく商品として成立してますよね。スーパーでタレ付きの冷し中華麺を買って茹でた方が、よほど美味しくて安上がりなのに、何故コンビニ内で一定の地位が得られるんだろう。そんなに冷し中華好きの人が多いのかな。まずくてもいいから定期的に冷し中華食べないと死んじゃう、くらいの中毒患者。

 ところで全然関係ない話ですが、高速道路のサービスエリアとかにありがちな不自然なくらい歯ごたえのあるうどんって、うどんの中にタピオカ粉末が入ってるらしいぜ。いろいろ考えるもんだねえ。